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盛り付けが楽しくなる♪桜花釉でつくる桜色の小皿

  • テーブルが華やぐ♪
    組合せが楽しい、桜の花びらの小皿

    明るい桜色のお皿。

    桜花釉(おうかゆう)を掛ければ、
    いつものテーブルも、春色に華やぎます。

    組み皿にすれば盛り付けも楽しく、
    ぱっと花開く、春の風情に。

    器で季節感を味わうのは、日本ならではの伝統。
    器作りを楽しみながら、美味しく楽しく、
    テーブルを盛り上げてみましょう♪

  • 今回は、タタラ作りで板状粘土を作り、型紙を使って桜の花びらの形を作ります。型紙を使用したタタラ作りは、同じ形の板皿を何枚も作る時に便利な技法です。
  • 組み合わせ方により、雰囲気に変化がつけられます。お料理の盛り付けを楽しみながら、桜のテーブルコーディネートをお楽しみください。
  • お料理だけでなく、和菓子をのせて。お抹茶といただくのも風情が出ます。野点(のだて)のお茶席のような、春らしい雰囲気をお楽しみください。

用意するもの(主な陶芸用品)

・・・必ず使うもの
・・・あれば便利/他の陶芸用品で代用可能なもの
(※制作工程順に記載)

材料・道具
特練り(とくねり)・白土 10kg ・・・陶芸粘土
内ごて ・・・土型の内面を整える
たたら板(8mm厚5mm厚) ・・・たたら(板状粘土)を作る
切り針金 ・・・たたら(板状粘土)をカットする
粘土のべ棒 ・・・たたら(板状粘土)を延ばす
ポンス 10mmΦ ・・・花びらの切り込みを丸くする
粘土カッター ・・・粘土をカットする
平鋼かんな ・・・器の角を面取りする
デコライナー ホワイト ・・・立体感のある線を描く
デコライナー ピンク ・・・立体感のある線を描く
スポンジ ・・・器の角を面取りする
釉抜き剤 ・・・作品の裏面に塗る
桜花釉(おうかゆう) ・・・今回使用する釉薬
釉薬プラ容器 ・・・1kgの釉薬の容器に最適
釉かけ鋏 ・・・板皿に釉薬を掛ける時に使う
機材
電動ろくろ手ろくろ ・・・成形に使う
電気陶芸窯 ・・・素焼き・本焼き焼成に使う

陶芸作品の作り方 (型づくり・タタラ作り)

1. 土型作り

今回は、石膏型を使わない、簡単な土型を使います。
柔らかい土型は、途中で容易に形を調整でき、使用後は普通の粘土に戻せます。
土型を花びらの曲面に仕上げて、食品用のラップを併用してお皿の成形をします。

  • (1)型に使う土を整える
    型に使う分量の土を練り、手でしっかりと土を叩いて、よく締めます。型紙よりも大きいサイズに仕上げます。
  • (2)内ごてを使って曲面を整える
    内ごてを粘土に押し付け、お皿のカーブを作ります。型紙よりも一回り大きな径の凹みに仕上げます。
  • (3)ラップを巻いて、型の完成
    型にラップを密着させて、型の完成です。ラップを巻くのは、タタラ(粘土の板皿)がくっつかないようにするためです。

2. 成形 (たたら作り)

  • (1)8mm厚の「たたら」を作る
    8mmのたたら板で、8mm厚のたたら(板状粘土)を必要枚数分、作ります。板に合わせて切り針金でスライスします。
  • (2)5mm厚の「たたら」に伸ばす
    5mmのたたら板に変えて、ガーゼや、かや目布を敷き、のべ棒で伸ばします。こうすることで土が締まり、歪みを防ぎます。
  • (3)型紙に合わせてカットする
    粘土カッターでカット。花びらの切り込みはV字型にするとヒビ割れの原因になるので、ポンスを使い、丸みを持たせます。

3. 成形 (型合わせ)

  • (1)土型を最終調整する
    カットした花びらの「たたら」を土型に仮置きしながら、内ごてを使って、内面のカーブを最終調整します。
  • (2)お皿を型に合わせて整える
    花びらを、ガーゼを付けたまま土型にのせ、指先で少しずつ押し、型のカーブに合わせます。内ごてで整えて仕上げます。
  • (3)ドライヤーを当てて型から外す
    ドライヤーを軽く当て、歪まない程度になったらで型から外す。座りを整え、縁の角を面取り、スポンジで仕上げます。

4. 素焼き・絵付け・釉掛け

  • (1)裏面に釉抜き剤を塗る
    裏面に釉抜き剤を塗ります。横から見て、5mm程度の立ち上がりまで塗ります。(作品が棚板に溶着するのを防ぐため)
  • (2)デコライナーで絵付けをする
    鉛筆で下描きをした後、デコライナーで「しべ」を絵付けします。5枚を円に並べた時に、模様が整うように描きます。
  • (3)釉薬を掛けて本焼き
    釉かけ鋏で挟みながらひしゃく掛けします。表裏に釉薬を掛け、底面をスポンジで拭き、陶芸窯で本焼きします。

陶芸作品例(桜花釉)

  • 完成作品
    電気陶芸窯で本焼きをして完成した作品。デコライナーの絵付け部分は釉薬が薄くなるので、線が浮き出て見えます。
  • 開花のイメージ
    花びらのお皿を5枚並べれば、花開く桜のイメージに。桜花釉の色合いで、テーブルも華やぎます。
  • 桜吹雪のイメージ
    ランダムに、流れるようにお皿を並べれば、桜吹雪のイメージに。桜のお皿は、並べ方をアレンジして楽しめます。

おすすめ商品

ご紹介の作品作りには、この商品をお使いください。

  • ポンス 10mmΦ
    粘土作品に穴をあけるための必須道具。生乾きの時に先端を作品に当て、回すようにして穴あけをします。
  • たたら板 8mm厚/5mm厚
    板皿づくり(たたら作り)に不可欠な陶芸用品。切り針金のべ棒とともに、基本道具として、揃えておきましょう。
  • デコライナー 7色セット
    カラフルなイッチン描き(盛り絵)が簡単に。化粧土の調整が不要で、素地への定着も優れています。単品もあります。
  • 桜花釉
    当店の人気釉薬!ピンク色がきれいに出るので、桜の表現にぴったり。発色の良い、扱いやすい釉薬です。

この電気窯で焼ける!

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ワンポイント アドバイス

タタラ作りについて

タタラ作りとは、同じ厚さの木の薄板(タタラ板)を使い、板状粘土(タタラ)を作る技法です。
板皿の他、筒状にして花瓶を作るなど、いろいろな作品に応用できます。
タタラ作りには、そば打ちのように、のべ棒で転がして薄く延ばす方法と、
粘土の両脇にタタラ板を何枚も重ねて、切り糸で次々にスライスしていく方法があります。

タタラ作りの粘土の準備

タタラ作り技法では、板状の作品を簡単に作れますが、反り・ヘタリが出る場合があります。
反りを防止するためには、(1)粘土の準備、(2)成型時に締める、(3)成形後の乾燥、にひと手間をかけます。

(1)粘土の準備

タタラ作りに使用する粘土は、予め、よく菊練りをして、粘土の状態を均質にしておきます。
菊練り後は、粘土の塊を、両手でよく叩き、しっかりと締めておきます。

(2)成型時に締める

タタラ板で粘土をスライスした後、ひとサイズ薄いタタラ板を使って、のべ棒で延ばすと、
より粘土が締まった状態になります。(例:8mmのタタラ板でスライス→5mmのタタラ板で延ばす)
また、板厚は変えずに、ゴムべらなどで、タタラ成形した板状粘土の表面をならして締める方法もあります。

(3)成形後の乾燥

タタラ作りの作品(板皿など)は、縁から先に乾いてしまい、外側と内側の水分の差により、
ゆがみが出やすくなります。(ヒビが入ることもあります)
作品は、なるべく時間をかけて、ゆっくりと乾燥させましょう。サイズが大きいほど、乾燥に気を付けます。
ビニールや新聞紙をのせて養生したり、作品乾燥箱などを利用すると良いです。
また、曲面のあるお皿の場合は、粘土ひもで「まくら」を作って、支えながら乾燥させます。

タタラ板の型づくりについて

タタラ板と型を使用して、同じ形の作品を複数作ることができます。
型には、石膏型・素焼き型・土型など、いくつかの種類があります。
今回の技法ガイドでは、生土を使った型づくりをご紹介しています。

桜の花びらの切り込みについて

切り込みを入れる時には、V字を鋭利せずに、なめらかな丸みを持たせることがポイントです。
V字を鋭利にすると、乾燥時・焼成時に、切り込みからヒビが入ることがありますのでご注意ください。
ポンス(今回のレシピでは、8mm~10mmΦを使用)を使って、丸みのある切り込みに成形しましょう。

デコライナーについて

デコライナーの容器は、先端をはさみでカットして、細さ・太さを調節できるようになっています。
細い線を描きたい場合は、慎重に先端をカットしてください。粘度が均一でない場合は、竹串などでよく攪拌してください。
不要な素焼き片で、絵の具の出具合を都度確かめながら、本番作品の絵付けをすると良いです。
スポイトの出口は、絵の具で固まって詰まるので、詰まった時は針金などで穴を通してください。

描くタイミングについて

デコライナーを使用したイッチン描きのタイミングは、粘土が生乾きの時、素焼き後、いずれもOKです。
今回の作り方レシピでは、素焼き後に描いています。
盛り上げすぎると、絵の具のヒビ割れが入ったり、本焼き時に釉薬のノリが悪くなる(釉メクレ・剥がれる)
ことがありますので、軽く盛り上げる程度が良いです。

デコライナーの釉掛けについて

釉掛け時、作品をどぼ掛けする前に、デコライナーの絵付け部分に、予め、筆で釉薬を塗っておくと良いです。
特に、盛り上がり箇所(溝の部分)には釉薬が入りにくい(隙間ができやすい)ので、筆で塗りつけておいてから、
釉薬のどぼ掛けや浸し掛けをすると良いです。
また、釉掛け直後のピンホール(小さな穴や泡)を、指先でこすって平らにならしておくと良いです。
桜の花びらのような作品は、多めに作って、焼き上がりの良いものを選びましょう。

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