現在16,000アイテムの品揃え!【5,500円以上送料無料】【お見積り無料】お電話・FAXのご注文も承ります

会員メニュー

会員登録のメリット

  • 会員ランクに応じて
    お得にお買い物!
  • セール・新商品情報を
    いち早くお知らせ
  • お気に入りリスト
    機能が使える

カテゴリ

陶芸

版画

クラフト・工芸

明かり・キャンドル

ウッドクラフト

レザークラフト

粘土・彫刻

七宝焼

ガラス工芸

彫金・金工

お得情報!!

オススメ点滅アイコン
500円クーポン

送料
代引手数料
AmazonPay
オススメ点滅アイコン

売場別・作り方レシピ一覧

陶芸・作り方レシピ

版画・作り方レシピ

クラフト・工芸レシピ

明かり・キャンドルレシピ

粘土・彫刻・作り方レシピ

レザークラフト・レシピ

ガラス工芸・作り方レシピ

人気レシピ

キャンペーン

howto

2種類の釉薬の掛け分け方法

陶芸では、ひとつの作品に複数の釉薬を掛けることがあります。
色合いの違いによるコントラストを楽しめます。
また、性質や発色の異なる釉薬を掛け分けしたり、重ね掛けをすると、
釉薬同士が混ざり合い、思いもよらない発色をすることもあります。
重なり合った部分は、単独では出せない趣のある表情の釉調になります。

用意するもの(主な陶芸用品)

・・・必ず使うもの
・・・あれば便利なもの
(※制作工程順に記載)

材料・道具
手ろくろ ・・・釉抜き剤を塗る時に使う
粘土 ・・・陶芸用粘土
釉抜き剤 ・・・高台の釉薬を弾く
漏斗(ロウト) ・・・細い口に釉薬を注ぐ
計量カップ ・・・細い口に釉薬を注ぐ
釉薬プラ容器(ここでは2Lを使用) ・・・1kgの粉末釉薬に最適なサイズ
釉薬(ここでは2種類) ・・・掛け分け用の釉薬
作り方・手順
1. 釉掛け前の準備
  • (1)素焼き作品の表面を拭く
    素焼き後の作品の表面を、軽く水を絞ったスポンジで拭き、ホコリや粒子を拭き取ります。※ホコリなどが残っていると、釉薬の乗りが悪くなったり、剥がれたりする原因になることがあります。
  • (2)シッタの上に作品を置く
    釉抜き剤を高台に塗ります。今回は口がすぼまった作品のため、シッタを使います。シッタをろくろの中心に据え、作品を伏せて置きます。中心・水平が出るように置くと、釉抜き剤が塗りやすくなります。 シッタの使い方はこちらをご確認ください。
  • (3)高台に釉抜き剤を塗る
    高台まわりに釉抜き剤を塗ります。まず高台畳付き(接地面)に塗り、内外の立ち上がり2mm程度に塗布します。釉抜き剤を塗った箇所は、釉薬を弾くので、本焼き時の棚板への溶着を防ぎます。
2. 内側に釉薬を掛ける
  • (1)内側に釉薬を注ぐ
    ロウトを使って、ミニ花瓶の内側に釉薬を注ぎます。※釉薬は、通常より薄目に溶いたものを使用します。濃い濃度の釉薬を使うと、ミニ花瓶の口が小さいため、釉薬が詰まることがあります。
  • (2)計量カップを使ってもOK
    柔らかいプラスチック製の計量カップを利用してもOKです。(1)のように、薄目に溶いた釉薬を使用し、カップの口を細くして注ぎます。作品を軽く振り、内面に釉薬を行きわたらせます。
  • (3)釉薬を流し出す
    すぐにひっくり返して釉薬を流し出します。外側にこぼれた釉薬は、水で濡らしたスポンジで拭き取ります。しばらく置いて水分を乾かします。(水分が残っていると、外側の釉薬の乗りが悪くなります)
3. 1種類目の釉薬を掛ける
  • (1)釉薬をよく攪拌する
    粉末釉薬の場合は、粉末に規定量の水を混ぜ、よく攪拌します。1日置いてから使うと、釉薬と水が馴染み、気泡も減り、より使いやすくなります。成分がすぐ沈殿しますので、釉掛けの都度、攪拌します。
  • (2)作品の下半分を釉薬に浸す
    今回は、作品の下半分(3分の2程度)を1種類目の釉薬に浸します。3~5秒ほど浸して0.5~1.0mm程度の厚みにします。底面の高台内は釉薬が掛かりにくいので、水面際で上下に素早く振るか、筆塗りします。
  • (3)下半分の釉掛け完了
    下半分に釉薬が掛かったところです。釉抜き剤を予め塗布していますので、高台の釉薬は弾きますが、高台や底面に余分に付着した釉薬をスポンジで拭き取ります。(本焼き時の棚板への溶着を防止します。)
4. 2種類目の釉薬を掛ける
  • (1)釉薬をよく攪拌する
    3-(1)と同様、粉末に規定量の水を混ぜ、よく攪拌します。1日置いてから使うと、釉薬と水が馴染み、気泡も減り、より使いやすくなります。成分がすぐ沈殿しますので、釉掛けの都度、攪拌します。
  • (2)作品の上半分を釉薬に浸す
    作品の上半分(3分の1程度)を2種類目の釉薬に浸します。3~5秒ほど浸して0.5~1.0mm程度の厚みにします。
  • (3)上半分の釉掛け完了
    上半分に釉薬が掛かったところです。本焼き時に釉薬が溶融する際、下の釉薬と一部重なり、おもしろい釉調に仕上がります。
おすすめ商品

ご紹介の技法には、この商品をお使いください。

この電気窯で焼ける!

ご紹介の作品焼成が楽しめます♪ 今月は、特価お見積実施中!今スグご依頼ください。

  • 広い炉内! 当店人気No.1!マイコン小型電気窯 DMT-01型
  • マイコン付! 高性能&安全設計!小型電気窯 Petit DUA-01型
  • 届いてすぐに始められる!らくらく陶芸フルセット初心者用
ワンポイント アドバイス
複数の釉薬の掛け方

ひとつの作品に複数の釉薬を掛けることがあります。
主な掛け方として、「掛け分け」と「重ね掛け」の2種類があります。

掛け分けとは?

ひとつの作品を2か所に分けて、片方に1種類目の釉薬を、もう片方に別の釉薬を掛けます。
ツートーンカラーの作品にする場合に行います。
2種類の釉薬を重ならないようにする場合と、部分的に重ねる場合があります。
重なった部分は、1種類の釉薬では出せない、おもしろい釉調になることもあります。
掛け分けの例として、伝統的な「朝鮮唐津」があります。
鉄釉の黒地に、藁灰釉の白が美しく流れた作品です。

重ね掛けとは?

ひとつの作品に、1種類目の釉薬を総掛けし、その上からもう1種類の釉薬を上掛けします。
上掛けした釉薬は、単体では出せない、思いもよらない複雑な釉調になることがあります。
釉薬が厚掛けとなりますので、釉流れに注意しながら、釉掛けをしてください。
ひしゃくを使った重ね掛けの例として、益子焼があります。
人間国宝の濱田庄司氏の、ダイナミックな鉄釉のひしゃく掛け模様が秀逸です。

関連レシピ・手作りハウツー