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銅版画でグリーティングカードを作ろう!

銅版画でグリーティングカードを作ってみよう!

  • 作品完成例

  • 銅版画でしか出せない本格的な仕上がり
    エッチングは、削った線がそのまま刷れるというシンプルな技法です。
    版画プレス機があれば、意外と手軽に始められます。
    刷りあがった版に水彩絵の具で彩色すれば、塗り絵のように楽しく制作できます。
    絵を描くのが好きな方には、特にオススメ!絵が苦手という方も、銅版画の力で味わいのある作品に仕上がります!
    エッチングならではの本格的な仕上がり、線や刷り味、刷る楽しさをぜひ味わってください☆
    銅版画をはじめる一歩として、エッチングで『グリーティングカード』を作ってみましょう!そして心を込めて作った『グリーティングカード』を大切な人にぜひ送ってみてください♪
    人に喜んでもらうために費やした手間ひま・時間そのものが、素敵な「贈り物」になります。きっと、受け取った方にも楽しんでいただけますよ♪

銅版画(エッチング)とは

銅版画で、最も人気のエッチング技法。
エッチングとは、銅板が酸に溶ける性質を利用して凹部(くぼみ)を作り、この凹部にインクを詰めて、プレス機の加圧で版を刷る技法です。
グランド(腐食膜)を塗ってからニードルで絵柄を彫って腐食させると、グランド部分は腐食されず、彫った部分だけが腐食する(くぼみができる)仕組みです。
よく知られている木版画は、彫刻刀で彫った後、凸部にインクをのせて刷るので、凸版(とっぱん)と呼ばれます。
エッチングの場合は、彫った線を腐食させた後、凹部にインクを詰めて刷るので、凹版(おうはん)と呼ばれます。
中世ヨーロッパの時代から連綿と続く歴史的な印刷技法で、レンブラント、デューラー、ピカソなど、偉大な巨匠も好んで制作しました。
書籍の挿絵などにも多くのエッチング画が見られます。

用意するもの

作り方


  • STEP1. 原画を描く

  • STEP1. 原画を描く

    細いペンで紙に原画を描きます。
    鉛筆でラフスケッチをしてからペンで清書してもOK。
    裏返して線が見えると、STEP3. グランド面に原画を転写する 作業がしやすくなります。


  • STEP2.銅版にグランドを塗布する

  • STEP2. 銅版にグランドを塗布する

    ①電熱器で銅版を温め、グランドを銅版に点付する。
    銅版の加熱温度は80度くらいが適温です。

    • 注意すること

      熱しすぎるとグランドに引火することがあるので、温度管理・防火には十分注意してください。
      より安全性の高い作業のために、ウォーマーをおススメします。
      また、液体グランドなら、加熱の必要がないので便利です。

    ②ゴムローラー(もしくは絹タンポ)で均等に塗布する。


  • STEP3. グランド面に原画を転写する/グランド膜を彫る

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  • STEP3. グランド面に原画を転写する/グランド膜を彫る

    ①原画の表面を白のコンテで塗りつぶす。

    ②コンテの白を転写する。
    銅版のグランド面に①の原画を裏返してのせ、透けて見える線をボールペン等でなぞり、コンテの白を転写します。

    ③転写に漏れがないが確認する。

    ④コンテの白線をニードルで彫っていく(グランド塗膜をはがす)。


  • STEP4. 銅版を腐食する/中和する/グランドを落とす

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    STEP4. 
    印刷用紙はインクがのるよう水で軽く湿らせる。

  • STEP4. 銅版を腐食する/中和する/グランドを落とす

    ①銅版の裏側に、防食用タックシートを貼る。
    裏側まで腐食しないように、タックシートで腐食を防ぎます。

    ②バットに腐食液(第二塩化鉄液)を用意し、版を浸して腐食する。

    • 注意すること

      ・腐食液(塩化第二鉄液)は、金属を腐食する性質をもった液体です。
      目や皮膚につくと炎症を起こしたり、のど・鼻の粘膜を刺激することがあるため、防護具(防臭マスク・保護メガネ 等)や保護衣(作業用手袋や防水エプロン 等)を着用し、身体や衣服につけないように注意してください。
      ・換気を良くして作業をしましょう。 ・使用後の腐食液は産業廃棄物扱いとなるため、専門の廃棄物処理業者に処理を委託してください。

    ③腐食後の版を中和させ、水洗いする。
    中和用水溶液(水10:腐食液中和剤(重曹)1)に版を浸し、ゆすって中和した後、版を水道水で洗い流します。

    ④グランドを落とす
    リグロインをウエス(ぼろ布)にしみ込ませて、グランドをきれいに落とします。

    • ワンポイントアドバイス

      今回は表情・陰影をつけるためにグランドを落とした後、ルーレットで点々を刻んでみました。
      ルーレットは、銅版に点々を付けられる道具です。
      右の写真のような点々が刷りあがります。


  • STEP5. 版にインクをのせる

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  • STEP5. 版にインクをのせる

    ①インク練り板の上で、版画ゴムローラーでインクをよく練り、均一にのばす。

    ②版にインクをのせる。

    ③寒冷紗で、インクを粗拭きする。(ビニール手袋をしましょう。)

    ④インクふき用ウエスで、インクをしっかりと拭き取る。

    • ワンポイントアドバイス

      ココが腕の見せ所!
      インクの拭き方によって、1枚1枚の表情が変わってきます。


  • STEP6. プレス機で刷る

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  • STEP6. プレス機で刷る

    ①見当紙に、刷り紙の位置と、版の位置の目安をマーキングする。

    ②ベッドプレートの上に、版・刷り紙をのせる。
    ベッドプレートの上に、見当紙をテープで止め、位置を確認しながら版・刷り紙をのせて、吸水性のある紙をその上にのせます。
    大量印刷の際、見当紙はインクで汚れやすく、都度交換するのは大変です。
    見当紙の上にクリアファイルをのせて、テープ止めすると汚れを拭き取りやすく便利です。

    ③フェルトをかぶせる。

    ④プレス機のハンドルをまわして刷る。
    今回は、当店一番人気の『版画プレス機SNP-13型』を使用しています。


  • STEP7. 完成

  • STEP7. 完成

    刷り上がりが一番楽しみなところ!
    ひとつ版を作れば、大量プリントも可能です。

ワンポイント

  • 着彩でワンポイント

  • 色を塗って、もっと素敵な作品に!
    • 水彩絵の具で色塗りしてもOKです。
    • 用紙を二つ折りにすれば、グリーティングカードになります。
    • お年玉つき年賀状にするには、「お年玉つき切手」がおすすめです。
    • 額に入れればインテリアにも最適です。

    銅版画には、いろいろな技法がありますので、テキストブックなどをご参考に、是非お試しください。
    年賀状で慣れたら、大きい作品など創作の幅を広げてみてください♪

    本項の記載内容は制作の一例です。
    制作される方々によって、様々な方法がございます。
    また、概略でのご説明となっておりますため、制作工程やご注意事項の詳細につきましては、テキスト・専門書・カタログ等をよくお読みください。

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今回使用した材料・おすすめ商品

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