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ドライポイント技法

ドライポイント〈drypoint(英語)〉は、ポワント・セッシュ〈pointe seche(仏語)〉とも呼ばれ、ニードルやドライポイント小刀で彫られた線に沿ってできるささくれ(バーと言います)にインクが残って、柔らかく美しいにじみの効果を得る技法です。

使う材料


  • (1)線刻する
    ニードルやドライポイント小刀を用いて、版面を切り裂くように線刻していきます。
    工具はよく研いでから使います。


  • (2)面を表現する
    広い面の表現は、線刻の集合で表現します。


  • (3)スクレーパーでバーをとる
    ニードルで描かれた線に沿ってビュランで線刻していきます。ビュランはよく研いだものを用い、ゆっくりと彫り進めます。


  • ニードルや、ドライポイント小刀で削られた線は、A図のようになり、スクレーパーでバーを削り取ると、B図のようになります。

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