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ハウぞう君のHowToコーナー


 
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陶芸Q&A

粘土の選び方について

粘土の選定基準にはいろいろありますが、ここでは、作りたい作品に合わせて考えてみたいと思います。

小物作品(小皿、小鉢、湯のみ、等)の場合
粒子(目ともいいます)の細かいものが適します。表面の仕上げがきっちりできますし、手に持った時の感触もさらっとしたものになります。
例)信楽陶土、同赤味陶土、美濃白土、美濃赤土(細目)、他
   
中物作品(どんぶり、盛りざら、盛り鉢、花瓶、等)
土肌の色、感触がデザインと相まって作品全体の出来栄えを左右します。また、焼いた時の自重や収縮による歪みも考えなければいけません、やや粗目の粒子が入ったものがよいでしょう。
例)信楽粘土、信楽赤味陶土、益子陶土、美濃赤土(粗目)、他
   
大物作品(壷、大皿、傘立て、陶板、等)
土肌が出来栄えに大きく影響します。従って市販の粘土そのままでなく、自分でシャモットや粗い土をブレンドして作ります。


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初心者にとって使いやすい粘土は何でしょうか?

信楽粘土がお薦めです。一般的にいちばん多く使われていて、粘りや腰もあり、使いや すく、失敗も少ない粘土です。もう一つ挙げるとしたら、美濃粘土がよいと思います。


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粘土の扱いで注意する点を教えてください

(1) 保管するときは乾燥しないよう、水分を補給し、ビニールでしっかり囲む
   
(2) 異物が混入しないよう充分注意する。手で練ったときケガの元になりますし、土練機に入れた場合、故障の原因となります。
   
(3) 焼いた色が白くなる粘土は、鉄のサビが混入しないように注意します。焼いた時、茶系の色がでてきます。


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素焼きで注意する点を教えてください

(1) 500℃までは温度をゆっくり上げる(窯の大きさによりその時間は変わります) 。粘土の水分蒸発と質変化で割れることがあります。
   
(2) 素焼きする作品はしっかり乾燥しておく。
   
(3) 作品同士重ねてもよいが、重なる面が広過ぎると熱の伝わりが悪くなります。


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下絵と上絵の違いはなんですか?

下絵とは、素焼きした作品面に直接に描画することです。その上に透明性の釉薬をかけて焼き上げます。
   
上絵とは、一度本焼き焼成された作品の表面に描画することです。元の作品に影響を及ぼさない低温(700〜850℃)で焼いて焼き付けます。下絵・上絵とも専用の絵の具があり、性質は全く違うものです。


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釉薬とは何ですか?

高温で溶けてガラス質となり、焼き締った土となじみのよいうすい皮膜です。作品表面の装飾性、硬さ、緻密性、平滑性を与えるという目的をもっています。


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楽焼きと本焼きの違いは何ですか?

楽焼きとは、800〜900℃という低温域で作品として完成させる焼き方です。使用する粘土・釉薬は専用のものを使用します。低温のため土が完全に焼き締らず、長く水を入れる容器等には向きません。主に茶碗・皿・置き物が多い。
   
本焼きとは、本焼き用の粘土・釉薬を使い、土が完全に焼き締るまで焼き、実用に耐える作品を得る焼き方です。一般的に焼成温度は,1200〜1250℃です。


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粉末釉薬と液体釉薬の違いは何ですか?

釉薬の製造は、ほとんどの場合湿式で行います。原料と水をミル(紛糾機)に入れ、微粒子になるまで長時間回転させます。液体釉薬はミルから出てきた液をそのまま容器に詰めたもの、粉末釉薬はそれを乾燥させたものです。それぞれの特長は下記を参考としてください。

粉末釉薬の特徴は、粉末のままですと半永久的に保存できます。溶く水の量は素地への付着度合いを見ながら微調整する必要がありますが、欲しい分だけ溶かせばいという大きな利点があります。
   
液体釉薬の特徴は、使用するときには沈殿しているものを完全にほぐしてから使用する必要があります。使用する都度、濃度の微調整が必要です。


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釉薬が溶けてたれる原因は何ですか?

原因として焼き方と釉薬の付け方に問題あると考えられます。

焼き方のケース…温度を規定以上に上げすぎた場合におこります
   
釉薬の付け方のケース…釉薬の液が濃すぎたり、作品へ釉薬を厚く付けすぎた場合におこります


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陶芸がま購入にあたっての選定基準は?

以下の燃料別陶芸がま比較表を参考にしてください。

項目 電気 石油 プロパンガス 都市ガス
燃費
(電気を10として
焼成1回分比較)
10 5 8 8
操作性 全自動コントロールが可能 手動 手動 手動
設置建物条件 室内で可能 専用建物が必要
換気・排気設備 換気扇で可能 煙突またはフードが必要
運転中の窯から放熱
(窯の表面温度)
最高で60〜80℃ 最高で炉内温度の10%
付帯工事(配線・配管) 電気工事(一次・二次側) 不要 プロパン配管工事 都市ガス配管工事
安全面 防火面が高い 防火への充分な配慮が必要
感電への配慮が必要 部屋の換気への配慮(酸欠防止)


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焼成温度の設定は何を基準に決めたらいいですか?

作品に掛けた釉薬の溶ける温度が基準となります。
釉薬には、全て溶解温度が表示されています。最高温度の設定は釉薬の溶解温度より20〜30℃低目に設定し、最高温度の保持(ねらし)を1〜2時間と長目にとると、「たれ」「煮え」などの失敗を防げます 。


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酸化焼成と還元焼成は?

酸化焼成とは、作品が常に酸素(空気)と触れた状態で焼き終わることです。(通常何もしなければ酸化焼成となります)
   
還元焼成とは、作品が酸素(空気)と触れないようにしたり、作品中の酸素を奪い取らせるようにする焼き方です。(後述の「電気がまで還元焼成できますか?」をご覧ください)


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電気がまで還元焼成できますか?

できます。本格的な方法と簡易式とがあります。

本格的方法としてはガスバーナーによる方式です。還元用として製造したかまが必要。専用ガスバーナー(プロパンまたは都市ガス)を下部に装着し、燃焼ガスを吹き込みます。
現在,ご使用の電気がまを途中で還元仕様に改造することはできません。
   
簡易式としては木炭を使用する方法があります。木炭(備長炭が一番最適です)を作品の周りに点々と置き焼成します。サヤ鉢の中で行うと効果的です。


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電気陶芸がまの保守管理はどのようにしますか?

どんな機械でもそうですが、使用間隔はあまり空けない方が良いようです。2〜3ヶ月空くようでしたら、次に使用するときには空焼きをした方が作品にとって良いと思います。

制御装置にホコリが入らないよう注意します。
   
かま全体に雨風が当たらないよう注意します。
   
上扉型・横扉型ともパッキン材が使用されているものは、欠けたり凹んだりしていないか注意します。
   
ヒーター線の表面に粉が吹いてきたら、刷毛や筆ではらい落としてください。


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陶芸がまのヒビ割れはどのように補修しますか?

1ミリ程度以下のヒビでしたら何もする必要はありません。
一般的に炉壁剤がレンガ・耐火キャスタブルであった場合、焼成しますと炉壁材が膨張し、再び冷めたときどこかにヒビとして残ります。かなりの頻度使用し、1.5mm以上のヒビが生じましたら補修剤をヘラで押し込みます。補修剤としては壁面・床面は「AS-1」、天井面は「FF-1」が適当です。
いずれも当ウェブショップでご購入いただけます。


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素焼き・本焼きで破損・ヒビ入りした場合の補修はどうすればいいのですか?

いくつかに割れてしまった場合
陶芸用接着剤で破損面どうしを接着します。まる1日置いてから釉掛けし、焼成します。ただし、釉薬は透光性のない種類がよいでしょう。
陶芸用接着剤は高温になったとき、いったん溶けて軟らかくなりますので、吊り下がった状態の破損面には向きません。
   
ヒビ入りの場合
髪の毛程の細いヒビは硬いヘラ等でヒビの上を押し潰すようになぞっておくと、上に掛けた釉薬で被服されます。前述以上に開いているヒビは、本焼きしますと更に大きく開いてしまう場合が多いですから、修復はあきらめるしかありません。


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