七宝炉のスイッチを入れます
絵つけが完了したら、すぐ焼成できるよう作業にかかる約1時間前に七宝炉のスイッチを入れます。
素材の表面をみがく
銅板の両面をスチールウール・サンドペーパーでよく磨き、ウエスで拭いておきます。
裏引きをする
C.M.Cを温湯で溶き、裏引き絵の具に混ぜて素材の裏面にホセを使って、1mmぐらいの厚さに盛ります。
絵の具を水で洗う
七宝絵の具は使用前に水洗いし、不純物を取り除きます。
白い濁りがなくなるまで4〜5回くり返して洗います。
絵の具を盛る
ホセで絵の具をすくい取って、1mmぐらいの厚さに平均的に盛ります。
注意!別の色を盛る場合は、ホセをよく水洗いしてください。
絵の具を乾燥させる
ティッシュペーパーで絵の具の水分を吸い取り、焼成用の金網に移し換え、
炉の上に置いて乾燥させます。
焼成する
素材をのせた金網を炉(800℃)の中に入れます。
2〜3分で作品を取出し、耐火作業台の上で冷却します。
仕上げて台金具に入れる
縁に沿って仕上げ用ヤスリで仕上げ、金具を接着剤で接着して完成です
●一色盛り

ホセで絵具をすくい取り、素材の上に1mmぐらいの厚みに金一に盛って焼成するか、C.M.C液を霧吹きで素材に吹きかえ、乾いた絵具をふるいえ素材全面に平らにかけ、乾燥してから焼成します。
●部分盛り
絵の具を素材の表面全部に盛らず、部分的に盛って焼成します。銅や丹銅の場合は、絵の具を盛らない部分に酸化膜ができますので、それを酸洗い剤にひたして取り除き、全面に透明絵の具を持って再度焼成します。
●描き割り

絵の具を盛り、焼成したうえに色調の異なる糊入りの絵の具を盛って、乾いたら針などで表面をひっかいて図柄をつくり焼成します。下地は透明の黒や濃紺の濃い色を用いると効果的です。
●多重盛り
絵の具を重ねて焼く技法が多重盛り
です。下地に不透明絵の具を置き、その上に透明絵の具を重ね焼きする
と、下地の不透明が透けて、深みのある発色がでます。
●多色盛り

各種の絵の具を隣り合わせて盛っ
て、幾何学模様や具象的形態を焼成
する技法です。素材の表面に下描き
し、各色の絵の具をていねいに盛っ
て乾燥させ、焼成します。
●噴ゆう

不透明絵の具を下盛りして焼成し、
その上に透明色を盛り、高温焼成(900℃)しますと、下の不透明絵の
具が窯変により噴き出て、点々模様になります。温度や透明絵の具の厚
さにより模様が変化します。
●マーブル
素材に何色かの絵の具を盛り焼成中
にマーブル棒で絵の具をかき回し、お互いの色が線状に流れた大理石の
ような美しい模様をつくる技法です。
●フリット
絵の具を盛って焼成した後、透明フ
リットに濃い目の糊をつけたものをのせて焼成します。絵の具とフリッ
トを同時に焼成することもできます。
素材にはく押しをする
荒目のサンドペーパーの上で、銀ぱ
くを指で押して細かい空気穴をあけ、銀用絵の具で焼成した素材を包
みこみ、10秒程焼成します。取り出した素材をすばやくガラスウールで
押さえ、銀ぱくを密着させます。
銀線で図柄を作る
図柄を原寸大に描き、その模様に合
わせて銀線を切っておきます。はく押しが済んだ素材に銀用白透絵の具
を薄く盛り、乾かないうちに銀線を植えつけるように置き、浮いている
銀線はピンセットで押さえ、焼成します。
絵の具を盛り、焼成する
@・Aで用いた絵の具はそれぞれ銀ぱく・銀線を素材面に固定するため
の物ですから、最後に作品の表面に出る色を透明絵の具で盛ります。七
宝炉の上で十分乾燥させ、焼成します。
表面を加工し、仕上げる
銀線と同じ高さに絵の具を盛るとき
は、白透を盛って同じ高さにすると、淡い調子で仕上がります。銀線にかぶせるように絵の具を盛って仕上げるときは、ヤスリや砥石などで
平らにし、よく水洗いして軽く焼成します。