版画・陶芸・クラフト・画材のオンライン専門ショップ 商品検索 詳細検索
造ハウ.com HOMEへ戻る TOPICS HOW TOコーナー
当店のご案内 お買い物ガイド よくあるご質問 お問い合わせ サイトマップ マイページ 買い物カゴを見る
ハウぞう君のHowToコーナー


 
トップ > HowToコーナー
 

版画・技法ガイド

メゾチントプレートの使い方

使う材料
メゾチントプレート カーボン紙 トレーシングペーパー スクレーパー バニシャー ヤスリ 万能オイル(機械油)

使い方
  プレートの表面には極小の凹凸刻目加工を施してあります。印刷時に黒くしたい部分はそのままにし、真っ白くしたい部分はスクレーパーで刻目を完全に削り取ります。黒から白の中間調子は、刻目を削り取る深浅の度合いによって表現します。
  スクレーパーで削り取って調子をつけた所を、更に機械油をつけながらバニシャーで細かくみがきます。みがく度合いも調子に影響しますので、特に真っ白くしたい部分は丁寧にバニシャーでみがいてください。
  メゾチントプレートの四辺の縁を、45〜60度の角度にヤスリをかけ、スクレーパーで更に削り、バニシャーでみがきます。こうしておくと、インクのふき取りが楽で、きれいに仕上がります。刷る時に刷り紙が縁から切れたり、フェルトを損傷することもなくなります。

メゾチントプレート
弊社独自の技術で、金属版に凹凸の特殊刻目を入れることに成功した画期的なメゾチントの素地版です。
最も時間や労力を要する刻目づくり作業が省略でき、光と影の美しい調子をもったメゾチント技法を学習することができます。


▲ページの先頭へ

メゾチント刻目のいろいろ

使う材料
銅版 ロッカー ハーフトーンコーム ルーレット ムーレット 亜鉛版 アルミ版

  ロッカーを左右にゆすり、版面に点刻していきます。縦・横・斜めと、あらゆる方向から点刻を重ねて埋めつくします。
  版面に定規を当て、ハーフトーンコームで線刻していきます。点刻と同様に版面をくまなく埋めます。
  ルーレットやムーレットで、版面に縦・横・斜めといろいろな方向から点刻を重ねます。


▲ページの先頭へ

エングレービング技法

エングレービング
エングレービング〈engraving(英語)〉は、ビュラン〈burin(仏語)〉とも言われ、版に直接鋭く線刻する技法で、シャープな線の効果を得るための技法です。

使う材料
銅版 ニードル ビュラン スクレーパー 砥石

  トレーシングペーパーに鉛筆で下絵を描き、カーボン紙を用いて版に写します。
  直接版面にビュランで線刻するのは困難なので、軽くニードルで下絵をなぞり基本線を描きます。
  ニードルで描かれた線に沿ってビュランで線刻していきます。ビュランはよく研いだものを用い、ゆっくりと彫り進めます。
  数本の線刻が終るごとに、スクレーパーでバーを削り取りながら作業を進めます。


▲ページの先頭へ

ドライポイント技法

ドライポイント
ドライポイント〈dry point(英語)〉は、ポワント・セッシュ〈pointe seche(仏語)〉とも呼ばれ、ニードルやドライポイント小刀で彫られた線に沿ってできるささくれ(バーと言います)にインクが残って、柔らかく美しいにじみの効果を得る技法です。

使う材料
銅版 ニードル ドライポイント小刀 砥石 スクレーパー

  ニードルやドライポイント小刀を用いて、版面を切り裂くように線刻していきます。
工具はよく研いでから使います。
  広い面の表現は、線刻の集合で表現します。
  せん細な線は、スクレーパーでバーを取り除いて表現します。
ニードルや、ドライポイント小刀で削られた線は、A図のようになり、スクレーパーでバーを削り取ると、B図のようになります。

▲ページの先頭へ

コラグラフ版画

凹凸版刷り
コラグラフの名前は、コラージュ(貼る)に由来します。
版面(台紙など)に、いろいろな素材(粗布、葉っぱ、ヒモ、紙、アルミはくなど)を貼りつけたり、ボンドやジェッソ・ニスなどで、さまざまなマチエール(表面の凸凹)をつけて版を作ります。貼りつける台紙は、ベニヤ板、厚紙、ボード紙などを使用します。

コラグラフ版画の技法
  素材にあわせて、木工ボンドやセメダインなどを使用して、台紙にはります。しっかりとボンドではりつけてください。
刷りづらくなりますので余り厚くはりすぎないでください。
  ジェッソやモデリングペースト、木工ボンドなどで、マチエール(表面の凸凹)をつくります。特に、この工程は必要ありませんが、液状の凸凹表現ができます。
完全に乾かしてください。
  版面を強くするために、水性ニスを塗ります。
完全に乾かしてください。
  筆やローラーを使用して、油性又は水溶性インクをつけます。
   
  筆やローラーを使用してインクを凹部につめこみ、寒冷紗やインクふき用ウエス等で凸部のインクをふきとってバレンやプレス機で刷ります。
   
  ローラーで凸部にインクをつけ、バレンやプレス機で刷ります。
   
  上記の凹版刷りのインクをつめ、ふきとった工程の後、その上にローラーでインクをつけてから、バレンやプレス機で刷ります。
注:凹版刷りの場合は、プレス機を使用すると、素材の凸凹感がよく表現された刷りができます。紙は少し湿らせると刷り上がりがよくなりますが、湿らせすぎないようご注意ください。


▲ページの先頭へ

エッチング技法

エッチング
エッチング〈etching(英語)〉は、オー・フォルト〈eau-forte(仏語)〉ともいわれ、プレート全面を防食膜(グランド)で被覆します。その被膜をニードルなどでかき取り、腐食して凹部を作る技法です。

使う材料
銅版(亜鉛版・アルミ版) グランド類 防食用タックシート ニードル バット 腐食液 ウォーマー 竹製ピンセット ハンドバイス リグロイン

  版面にグランドを塗布します。版の裏側も同様にタックシートなどで防食加工をしておきます。
  ニードルでグランド膜をかき取るようにして描いていきます。
  バットに腐食液を用意し、版を浸して腐食します。浅い腐食で止める部分は、一度取り出して水洗後、裏止めニスを引きます。
  腐食が終ったらすぐに版を水洗いし、版の両面についているグランド類をリグロインで落として刷りにかかります。


▲ページの先頭へ

ポリマー版画® 凹版

ポリマー版画凹版とは、紫外線をあてると硬化する特徴をもった感光性樹脂版を版材とした技法です。感光後の現象は水洗いだけでよく、腐食液など必要ありません。安全で簡単に凹版・凸版を作ることができます。環境や人にやさしい版画技法、版材として国際的に注目されています。海外でもあたらしい版画表現として研究され、様々な作品が紹介されています。
「ポリマー版画」は登録商標です。本製品におきましては特許出願申請中です。(京都精華大学 教授 武蔵篤彦・京都精華大学 非常勤講師 五十嵐英之 考案)

ポリマー版画 凹版技法 手順図

  描画フィルムに絵を描く。
ダーマトグラフ、アクリル絵の具などの黒で、光(紫外線)を遮断できる素材を選ぶ。
   
 
露光前のプレートに触れるときは手袋を着用してください。
プレートの角や縁でけがをしないように注意してください。

  露光機を用いて露光する場合
 
(1) 描画露光を行う。
(2) スクリーントーンフィルム露光を行う。
(時間配分は露光機やプレートのタイプによって異なります。詳細資料はポリマー版画製品内に添付されています)

  簡易露光装置を用いて太陽光で露光する場合
 
(1) 描画フィルム露光
(2) スクリーントーンフィルム露光
簡易露光装置に手順の中に、露光時間などの詳しい手順を示しています。
注:太陽光での露光は、直射日光で行って下さい。

 
(1) 露光が終わったら、水道水で洗い流します。
(2) スポンジで余分な水分を拭き取ります。
(2) ドライヤーで乾かします。
   
 
露光及び水洗い現像時などはビニール手袋及び防臭マスクの着用お願いします。

  露光機か太陽光で10分ほど紫外線にあてます。

  凸版用インクを用いて、版画プレス機で刷る。
リトグラフ用プレス機でも刷れる。



▲ページの先頭へ

ウォーターグランドの使用手順




ウォーターグランドを原液のまま、流し引きか筆塗りで銅板に塗布します。
自然乾燥させます。約10分ほどで乾燥。
  注:直接手で触れないように当て紙をしてください。
腐食。塩化第2鉄液原液を使用。
腐食途中の洗浄と中和
食塩水にくぐらせ、取り出した後、柔らかい布で水気を取り、自然乾燥。
再描画と腐食の工程へ。
水で簡単にグランドは洗えます。


▲ページの先頭へ

凹版画の刷り方

使う材料
刷り紙 凹版インク インク練りベラ 
インク詰め用革ローラー(または鹿革タンポ)
リグロイン パネル(ベニヤ板) バット 
ウォーマー 寒冷紗(しゃ) タルク
版画プレス機 吸い取り紙 馬油 
水ばりテープ ゴムべら 
人絹布(インクふき用ウエス) グランド 
作業用手袋 ウエス 顔料 
インク溶き用焼きアマニ油

使い方
  版の凹刻の深さによって、刷り紙を選びます。
一般に凹刻の浅い版には薄い刷り紙、深い版には厚い刷り紙を選びます。刷り紙が決まったら、水を張ったバットに1枚ずつつけていきます。
  バットから取り出した刷り紙を吸い取り紙の間にはさんで、余分な水分を取ります。
  インクが硬すぎる場合には、アマニ油を適量混ぜて軟らかくします。軟らかすぎる場合は、顔料(ダイヤモンドブラック)を少量混入して調整します。
メゾチント用のインクは「馬油」を用いマヨネーズぐらいの軟らかさに調整します。
  インク詰め用革ローラーか鹿革タンポにインクをつけ、版に押し込むようにしてすみずみまで詰めていきます。
ウォーマーで版を暖めるとインクが軟らかくなり、インクが詰めやすくなります。
  インクゴムべらで荒取りした後、寒冷紗をまるめて荒ぶきをします。次にきれいな人絹布で仕上げぶきをします。
手のひらや新聞紙などでふくとさらにきれいになります。
  プレス機のベッドプレートに、版、刷り紙、当て紙、フェルトの順に重ね、プレス機の圧力を調整します。
左右の圧力が均等になるように他の版でテストしてから刷るとうまくいきます。
  刷る時はハンドルを静かに最後まで同じ速度で回します。途中でハンドルを止めると刷りむらができます。
  刷り終わったら、ゆっくりと紙を上げる。
  刷り上がった作品は、水ばりテープなどで平らなベニヤ板かパネルにはりつけて乾燥させます。作品を吸い取り紙にはさんで、平均に重しをして乾燥させる方法もあります。
  刷り終わった版は、リグロインで汚れを完全にふき取ります。乾いたウエスでよくふいた後、両面にグランドを塗り、紙で包んで保管します。


▲ページの先頭へ

ポリマー版画® 平版

ポリマー版画平版とは、水を使わないで平版印刷ができる特殊な版材です。紫外線により硬化する樹脂がアルミ板の表面に塗布されています。この樹脂はインク反撥性物質であるシリコンが主成分です。この版材を利用し、あらかじめ感光させた版にニードルやルーレットなどでシリコン層を剥したり、削ったりするだけでドライポイントのように繊細な線で表現する版画作品ができる技法です。ポリマー版画平版専用のインクを使用する事で、インクを詰める、拭き取るなどの手間が省けます。ローラーにインクをつけて強く押しつけながら版面に転がすだけでニードルなどの直刻した描画部分にのみインクがつきます。(余白部分は専用インクの反撥性物質によりインクがつきません)じっくり時間をかける繊細な表現から、短時間で制作できる表現まで、様々な版画作品ができます。

ポリマー版画 平版技法 手順


 
(1) ニードルやルーレットで表面のシリコンをはがすように描きこんでいく。描画した部分に布にインクをつけて描いた絵の調子をとらえる
 
(2) 金属に“ささくれ”が生じるぐらい強い力を入れて描くと、ドライポイントのような効果がえられる。

  ローラーをつかってシリコンの剥がれた部分にインクをもる。
インクがプレートの表面にのりにくい場合は、布ですり込むようにのせる。
さらにシリコン部分に残った余分なインクをローラーを用いてふきあげる。

  湿した紙(湿さなくても刷れる)を準備する。エッチングプレス機でもリトグラフプレス機でも刷れる。

  プレートは灯油でインクを拭き取り、そのまま保管できる。



▲ページの先頭へ

簡易式リトグラフの技法

使う材料
版材 リトペーパー、リトグラフ金属版 描画材 ソリッドマーカー、ダーマトグラフ
印刷用具 リト液、SK液、刷毛(軟毛)、スポンジ、版画絵の具(油性)、ゴムローラー 版画プレス機又は平版プレス機
版画プレス機の上ローラー・ベッドプレートにキズやゆがみのあるものは使えません。微妙な調子の表現には、平版プレス機をご使用ください。

使い方
  版面に手がふれないように当て紙を使い描画します。
描画材は、ソリッドマーカー・ダーマトグラフなど油性のものに限ります。
リトグラフ金属版を使用する場合、(1)の描画後、SK液を全体に塗って乾かす工程を入れる事で、インクを盛る時に余白が汚れにくくなります。
  軟らかい刷毛でリト液を版の全面に塗布します。
  ゴムローラーにインクを薄く均一につけ、描画部分にインクを盛ります。これを3〜4回くり返し行いますが、版面は常にリト液で湿らせておきます。
  版の上に刷り紙・当て紙を重ね、フエルトの代りにボール紙を重ねてプレスします。
刷った後に不要箇所の消去や加筆も可能です。


▲ページの先頭へ

本格リトグラフの製版法(リトグラフ金属板・平版用アルミ版使用)

使う材料
リトグラフ金属版または平版用アルミ版 ダーマトグラフ 解墨 SK液(ガム液) スポンジ アラビアゴム ウエス リト洗い油 平版用ラッカー チンクタール 平版用革ローラー 製版墨 ラズン タルク エッチ液 ケシロン


使い方
  版の縁に沿って、2cmくらいの幅でSK液を塗り、乾燥させます。
  ダーマトグラフなど・油脂性のもので描画し、乾いたらタルクを全面に塗布し余分を払い取る。
  版全体にSK液を薄く均一に塗り、よく乾燥させます。

湿式製版法

  水を含ませたスポンジで、乾燥した版面のSK液膜を軽くふき取り、水分が乾かないうちに、リト洗い油で描画部を洗い落とします。
  再度水を引きチンクタールをすり込みます。すり込んだ後、余分なチンクタールをスポンジでふき取ります。

乾式製版法